Preface 序文

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Hibernate では、他の O/R マッピングツールとおんなじように、変換するためのメタデータが必要だよ。

Hibernate 2.x では、マッピングのためのメタデータはほとんど XML ファイルだったよ。他の選択肢として Javadoc アノテーションによる XDoclet を使う手もあるよ。JDK5.0からアノテーションは標準になって、IDEツールを使うと簡単だよ。IntelliJ IDEA や Eclipse なんかでは アノテーションの自動補完とかシンタックスハイライトなんかやっちゃうよ。アノテーションバイトコードコンパイルされて、実行時にリフレクションを使って読まれるよ( Hibernate のケースでは)。だから、外部のXMLファイルは必要ないよ。

EJB3 仕様は、透過的 O/R マッピングパラダイム(ようするにアノテーションとか?)に興味を持って、そのためのメタデータAPI を規格化したよ。Hibernate の EntityManager は EJB3 永続化仕様で規定されたインターフェースとライフサイクルを実装してるよ。これは Hibernate の上で動いているので、アノテーションと組み合わせたり、ネイティブHibernate使ったり、JDBCSQLなんかも使えるよ。

このリリース*1EJB 3.0 の最終リリース(いわゆる JSP-220)に基づいて、全ての仕様をサポートしてるよ。Hibernate の機能や独自の拡張なんかは Hibernate 独自のアノテーションで利用できるよ。まだできていないものもあるけど、最終的に全部作るよ。詳しくは JIRA のロードマップをみてね。

もし、以前のバージョンの Hibernate Annotations から移ってきたのなら、Java Persistence migration guide.を見てね。

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*1:訳注: 3.3.1.GA